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パナソニック企業市民活動ブログ

パナソニックグループの企業市民活動、世界各地の事業場や社員の社会貢献活動リポートをご紹介します。

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日本:社員による被災地支援 ~キャリアチャレンジディとボランティア活動に参加して感じたこと

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201307タイトル.jpgはじめまして。R&D本部の相良(さがら)暁彦(あきひこ)です。
7/5(金)に岩手県大船渡市で開催された「キャリアチャレンジデイ」に参加してきました。その内容や、被災地の現状について、報告いたします。相良さん.png

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「キャリアチャレンジデイ」とは、津波被害にあった大船渡市の全中学校の2年生を対象とした、「職場体験学習」にかわる新しいキャリア教育プログラムで、パナソニックが応援している被災地支援活動の1つです。

文部科学省復興教育支援事業の一環として実施され、昨年度は「文部科学大臣表彰」を受賞。今年も、大船渡市の教育委員会との連携のもと、全国から20の企業・団体が参加し、第2回の実現に至りました。

今年は、パナソニックから、「研究開発」の職種を代表して、R&D本部所属の山下と相良が参加しました。

201307スタート.pngプログラムの前半は、藤原和博氏による[よのなか]科のスペシャル授業。
藤原氏は、『世界一受けたい授業』の著書としても知られ、キャリア教育改革を先導してこられた方です。

藤原氏は、まず初めに力説されます。
世の中を生き抜くためには、一つに定まっている答え=「正解」にすばやくたどり着く力に加え、異なる意見・情報を集約し、最適な答え=「納得解」を導く力が必要である、と。

生徒たちはグループに分かれて、ロールプレイングを実施。新しいハンバーガー店の出店先について意見を交わし、地図上での最適な出店地=「納得解」を導き出しました。

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後半は、私たちの出番です。
企業の役割や、各職種に必要な能力等を伝え、働くということはどういうことか、そして、これからの生き方(行き方)にどのようにつなげていけば良いか、一緒に考えていきます。071311.png

私たちの話が終わると、生徒たちはインタビューにチャレンジしました。
緊張のせいか、積極的にインタビューできない生徒もいますが、いざ指名し、発言を促してみると、本質的かつ鋭い質問が・・・!

みなさんの純粋な想いを受けとめ、誠心誠意、回答させていただきました。

生徒代表による閉会式の挨拶では、野村HDの方のメッセージに感銘を受け、将来の夢である福祉の仕事に活かして行きたいと宣言。

私たちの想いも、生徒の「気づき」につながっていることを願ってやみません。

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「キャリアチャレンジデイ」の翌日には、ボランティア活動にも参加してきました。

何かしたい、だけど何をしたら良いかわからない、逆に迷惑になるかもしれない・・・
2年以上の歳月が経ち、最大のチャンスを迎えて、やっと行動を起こすことが出来ました。

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午前8:30。プレハブの受付前で一人寂しく待っていると、突然、大型バスが登場。東京都の区役所に勤務する方々が、有志を募って来られたそうです。その数、約30人。手分けをして、引越し、側溝の泥だし、草刈り、等を行なうことになりました。

2013074.png 私は主に、仮説住宅から新居への引越しのお手伝いをさせていただきました。

仮説住宅は、今もなお、中学校の校庭に残っており、予定期間の2年を過ぎても、数十部屋が使用されているようです。
出来るだけ早く、生徒が、元の通りに校庭を使えるようにすることが、復興の一つの大きな目標であると言えそうです。


街の復興のために、手伝えることは、まだまだたくさんあります。
しかし、ボランティアの数は、急激に減ってきており、今回のように30人も集まるのは、最近では珍しいそうです。

「街の現状を知ってもらい、これからも、出来る範囲で協力をお願いしたい」

ボランティアを指揮されていた方、タクシーの運転手、飲み屋の女将さん、みなさま口をそろえておっしゃっておりました。

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街の現在の様子をお伝えします。

実は、キャリアチャレンジデイの前日、事前準備の合間に、大船渡市~陸前高田市をバスで案内してもらい、街の様子を見学させてもらっておりました。

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大船渡市の様子。
高台付近には、昔ながらの街並みが見られるのですが、海岸近くに出ると状況は一変します。
もともとそこには何も無かったのではないかとすら思えます。
「かもめの玉子」で有名な「さいとう製菓」。屋上に掲げられている看板には津波の到達高さが示されています。

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時が止まった時計。津波の到達時刻を示しつづけています。
道路の脇には、土嚢が置かれています。1メートル以上の地盤沈下がおこったため、満潮時の浸水を防ぐための暫定的な処置です。

この地域は、現在、住宅を建てることは認められていません。

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陸前高田市です。
言葉を失います。
被害の大きさを物語る標識。
大船渡とは異なり、平野部の面積が広い陸前高田市は、津波の被害が広範囲に渡っています。
目印になる建物がないため、地元のバスのドライバーでさえも、道に迷います。

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瓦礫はまだまだ残っています。
そして、至るところでクレーン車を見かけます。

街の皆様からの、まだまだ手伝いをして欲しいという思いが、心の中に染み込んでいくのがわかります。

復興は、道半ばなのです。

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これは、大船渡市の、屋台村/プレハブ横丁の様子です。
被災し、店をなくした飲食店を中心として、20軒以上の飲み屋が集合している施設です。

一つ一つの店舗は、決して広いとは言えません。
ですが、工事現場の方やボランティアの方が夜な夜な訪れるようです。
しかし、その数も、徐々に減ってきているとのこと。

お店の女将さんは、資金を貯め、仮説住宅から新しい住宅に移転することが目標と、お話してくれました。
震災当時の様子を聞かせていただきながら、飲めるだけのお酒を飲んできました。

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復興のゴールとはどこにあるのでしょうか?


震災前の生活に戻すこと。自立した生活を営めるようにすること。
一言で語れるほどシンプルではないことは自明です。
取り戻せないものがあります。
そして、もともと有していた地方特有の問題があります。


ふと、「キャリアチャレンジデイ」での藤原さんの言葉が思い出されます。
大切なのは、「正解」ではなく「納得解」を探しつづること。

そのためには、多くの議論や行動が必要です。
では、何をすればよいのでしょうか? 何ができるのでしょうか?

盛岡行きのバスを待っていると、バス停付近で、選挙に向けた演説が行なわれていました。
そういえば、地元の新聞を読んだ際に、都市部との違いを感じておりました。
一面で議論されている参院選の論点は、はっきりと2つ、震災復興とTPP。

選挙で投じる一票でさえ、震災復興に影響を及ぼす。そんな当たり前のことに気づきます。

ボランティア活動だけではなく、義捐金を送ることだけではなく、できることはありそうです。

――― 大切なことは、忘れないこと

震災復興に向けて、出来ることは何か。これからも考え続けていきたいと思います。

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◆R&D本部 山下 仁志さん山下さん.png

・R&D本部・人事の山下 仁志です。
昨年度から、キャリア教育・環境教育の取り組みに参画している関係もあり、今回、相良さんと一緒に、大船渡市の中学2年生を対象とした「キャリアチャレンジデー2013」に参加させていただきました。本番前日は、関係者全員でのオリエンテーションや会場等の準備を行いました。
 また、被災地(大船渡市、陸前高田市)を訪問し、大津波によって一変した様子を肌身で感じるとともに、復興に向けた地元の動きや生の声を聞くことで、私たちに何ができるのかを考えさせられる時間となりました。

・本番当日は、生徒や先生の興味を惹きつけながらテンポ良く進む藤原和博さんの「よのなか科」スペシャル授業、自らの仕事と日頃の思いに熱弁をふるう企業講師達、熱心に授業を聞いたり準備してきた質問をしようと元気良く手を挙げる子どもたち、その姿を見て微笑んだり以降の教育を考える先生達など、生徒・先生・講師・事務局の区別なく、参加者全員にとって新たな発見や気付きが得られる大変充実した一日だったと思います。

・特に、参加した企業や団体の皆さんが、「自分の子どもの頃に、このような多様な職業に触れる機会があったら、自分の人生が違ったものになっていたかも。」と言われていたのが印象的でした。

・今回、縁あって参加させていただき、「役割」「意思」「能力」といった視点で会社や自分を見つめ直す機会、そして、被災地を目の当たりにして自分自身に何ができるかを考える機会に恵まれたことに心から感謝したく思います。

・また今後も、被災地に限らず、未来を担う子ども達にできることを、継続していければと思っています。

 

■キャリアチャレンジディとは

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キャリアチャレンジディは、当社が応援している被災地支援活動「学校スマイル応援プロジェクト」の一環です。

津波被害があった大船渡市では地域の経済活動が打撃を受け、例年中学2年生が実施していた「職場体験学習」の受け入れ先が確保できずにいましたが、大船渡市と学校スマイル応援プロジェクトが連携することで、2012年6月、職場体験学習にかわる学習活動「キャリアチャレンジディ」が実現しました。今年は2年目になります。

本企画は、全9時間からなり、授業を通じ、生徒たちは「職業の役割やそれに必要な能力との関係」について考えます。特に、県内外の企業・団体から話を聞く「キャリアチャレンジディ」では、大船渡市の全中学2年生が1つの場所に集合し、普段話しを聞くことのできない自分の興味ある各職種の方々から直接話を聞くことができます。

本取り組みは、被災地の未来を担う子どもたちのキャリア教育支援のモデルにもなっており、文部科学省復興教育事業の一環として進めております。
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●【ご参考】学校スマイル応援プロジェクトの動画レポート
 2012年キャリアチャレンジディ
 2013年運動会サポートキャラバン
 

《関連サイト》

▼学校スマイル応援プロジェクト活動ブログ
▼東日本大震災における当社の被災地支援 
▼パナソニック企業市民活動ブログ:東日本大震災被災地支援 アーカイブ
▼パナソニックの企業市民活動

 

日本:「学校スマイル応援プロジェクト」運動会サポートキャラバン 動画レポート公開

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東日本大震災直後から立ち上がった「学校スマイル応援プロジェクト」。
前回に引き続き、今回も5月に実施された「運動会サポートキャラバン」の様子をレポートします。

パナソニックでは、「運動会サポートキャラバン」現地サポートスタッフとして、東北地域の事業場で働く社員を対象にボランティアの募集をしました。

更に東北復興を支えるプロジェクトや地域支店の責任者も応援に駆けつけ、グループ一丸となって、被災地の運動会を応援してまいりました。上記動画レポートと共に、活動に参加した社員の声を紹介させていただきます。


―活動に参加した当社社員の声―
●東北復興ソリューションプロジェクト 担当理事 酒井さん
06141.jpg震災後、既に三年目に入り、被災地域の皆様にはストレスがたまり、心身ともに疲労がピークの中での運動会ではなかったのかと思います。

そんな環境の中でも、児童たちが、青空の下で、一生懸命、走ったり、飛び跳ねたり、また、声を振り絞って応援したりする姿を目のあたりにして、心の底より感動しました。童心に戻り、むしろ、こちらが楽しませていただきました。

今回の運動会を通じて、地域の絆が深まっていくことを実感する事ができ、そこに少しでもパナソニックがお役に立てたことに、うれしく、誇りに思います。
このような活動は、出来る限り、続けていきたいと思います。 

●東北支店 支店長 末永さん
 06142.jpg大船渡を含め、この大震災の被災地は元々高齢化が進み、お子さんもだんだん少なくなっていた地域です。これからの地域の復興を考えると少なくとも長期の取り組みが必要です。今回サポートさせて頂いた学校の児童・生徒さんがまさしく地元の復興を担う次世代の存在であると思いますし、この支援を通じ、彼・彼女らが、夢と希望を持ってこれから頑張ってもらうためのお手伝いできたのであれば、うれしく思います。

今回 当社社員が実施のお手伝いをさせていただいた大船渡小学校は、元のグラウンドを使う事ができましたが、市内の別の学校(末崎小学校)は、グラウンドが使えず、やむなく他の場所で運動会をされていました。

その意味では復興はまだまだこれからですし、当社としてもハード面の復興支援は事業を通じて、またソフト面の支援は、今回を含めたCSR活動を通じて継続した取り組みができれば、と考えております。

●仙台市から参加した松本さん
06143.jpg今回初めてボランティアをさせていただきました。
駐車場整理のお手伝いをさせていただいている最中、車でお越しになったすべての人が、『おはようございます』、『ご苦労様です』、『お疲れさまです』、『寒くないですか?』、『一日立っているのですか?』などと声をかけていただき、とても感激いたしました。

被災生活でのストレスから来る疲れも相当溜まっていると思いますが、運動会に来られた皆さんには、お子さん、お孫さんの元気な姿、地域の皆さんの元気な姿が、活力になっているのではないでしょうか?

未来の日本を背負う子どもたちは、日本国の宝です。派手なパフォーマンスより、この運動会支援のように地味ですが、地元の方と直接ふれあいコミュニケーションできる活動を、復興が完全に成し遂げられるまでは継続していきたいと感じました。これからも、現場に出て、直接コミュニケーションできる活動を今後もぜひ続けていきたいと思います。


●仙台市から参加した柿崎さん
06144.png震災が起こって2年が経過しました。
震災直後に比べて、道路沿いにもお店が増え、プレハブながらも、商店街ができ、人で賑わう場所もあります。一方で、被災したままの建物や仮設住宅もたくさんあります。地元の方の話だと、最近はNPO団体の撤退が相次ぎ、人的支援が欲しくてもリソースが足りないこともあるようです。

 運動会という身近な地域のイベントではありますが、家族にとって、大切なイベントです。地域の支援だけで実施すべきと考える方もいるかもしれませんが、必要な機材が流されたり、校庭には仮設住宅が建てられているために自由に使えないなど、運動会の開催することが難しい地域が未だに多数あるのも事実です。

私達ボランティアは、家族・地域の方々が大きな声を出して応援したり、笑ったりできるよう支援することが大切だと思います。今回は駐車場の支援を通じ、一人でも多くの関係者が運動会に参加できたと思っており、サポートの役割を果たせたのではないかと考えます。子どもたちにとって、楽しい思い出が作れたとしたら幸いです。
現状の被災地域の悩みを考えると、このような支援を少しでも継続して続けることが大事です。復興したといえるまでにはまだ時間を要するでしょう。私達、支援する側ももっと多くの方に呼びかけ(特に若い方)、継続して力強く応援することが必要だと思います。

●名取市から参加した青木さん
06145.png当日は天気にも恵まれ、子どもたちの元気な応援合戦、その他の競技でのはつらつとした笑顔、先生方やご家族の皆さんの一生懸命に生徒たちを応援する姿
などを見ることができてとても幸せな気持ちになりました。

大変な現実から目をそらす事はできませんが、直視するのではなく現実を捉え、受け止める時間を有効に使って、できることからできるだけスピード感を持ってやっていくなど、復興を担うものとしては、これからがますます忙しくなりそうでワクワクします。やはり継続は"力"。今回参加できたことに感謝しています。そして・・・、これからもがんばっていきましょう!


●仙台市から参加した永倉さん
06146.png昨年も本活動に参加したのですが、今回は、昨年の用具係りとは異なり、学校周辺の交通整理、臨時駐車場の交通整理がメインとなりました。

児童との接点も運動会そのものでは無く、学校グランド入口前の交通整理で、「お早うございます」の挨拶に始まり「今日は頑張ってね」と激励の声がけに対して素直な笑顔で「頑張ります」と元気に返事頂きました。一瞬、自分の子どもの事、自分自身の小学校時代を思い起こすシーン回想で、とても不思議な体験でした。現地に来てみますと、陸前高田市、大船渡市、両市とも昨年からの変化は瓦礫、廃材処理が進んだだけで、比較してはいけない事ですが、「阪神大震災」復興のスピード感とは、違いすぎると感じました。まだまだ続く復興に対し、社会貢献活動もパナソニックグループの重要な社命と感じました。


● 関連情報

▼学校スマイル応援プロジェクト活動ブログ
▼東日本大震災における当社の被災地支援 
▼パナソニック企業市民活動ブログ:東日本大震災被災地支援 アーカイブ
▼パナソニックの企業市民活動

日本:学校スマイル応援プロジェクトによる3年目の活動~大船渡市・陸前高田市 運動会サポートキャラバンを実施~

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東日本大震災直後から立ち上がった「学校スマイル応援プロジェクト」は、被災地区の学校を中長期的に支援するために、次世代育成支援活動を実施している企業が連携をとり、立ち上げたプロジェクトです。当社は1年目より大船渡市、陸前高田市のサポーターとして活動に参画しており、今回の「運動会サポートキャラバン」もその取り組みのひとつです。

今年は、震災から3年目になる被災地では、どのような運動会が開催されたのか・・・。2回にわたってレポートをしていきます。

6月10日2.png第1回目は、5月26日に開催された大船渡市立大船渡小学校の運動会にサポーターとして参加した当社の社員 柿崎 博之さんが(仙台にあるパナソニック システムネットワークス開発研究所に在席)が活動をレポートします。

 


-子どもたちは仮設住宅で大きな声を出せません。動くのも厳しいので、ストレスを発散させる場所が自宅にはないのです。-

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                                 いまだ校庭にある仮設住宅

運動会前日、各企業からの参加者が集まった打合せで、私達を受け入れてくれた大船渡市でボランティア活動を続ける地域コーディネーターの方の発言は衝撃的でした。

目的地に向かう途中、国道沿いには大型店やコンビニができ、瓦礫も減り、様々な工事行われている模様を見るに連れ、復旧は順調に進んでいると錯覚してしまいますが、実際は、被害を受けたにもかかわらず解体されていない建物や更地のままの場所が沿岸部を中心に未だ残っています。
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2年間の利用を目的とした仮設住宅は既に1年の延長が決まっており、避難状態から未だ改善がされない地域もあります。そのため、子どもたちは近所に迷惑をかけないよう、おとなしく振る舞うことを自然と身についてしまったとのことです。

今回、私達Panasonicのボランティアは、市中心部に近い大船渡市大船渡小学校(生徒数214名)で、「駐車場の整理」を行ってきました。 

一部の児童は仮設住宅での避難が続いており、学校から離れた場所に住む家族も多いです。
今回、確保できた駐車場は学校から離れており、保護者の方や先生が整理するのは厳しいことから、私達がお手伝いすることとなりました。
 
5月25日 朝7時
若干風が強いものの青空が広がるいい天気。私達が持ち場につくと、数分後には1台目が到着しました。朝早いにもかかわらず、この日をとても楽しみにしていたようで、子どもも大人も既に笑顔。「いい天気になってよかったね。」とお祖父さんも子どものように明るく話してくれました。
 6月10日5.png重箱やシート、折りたたみ椅子を車のトランクから大事に下ろすところを見ると、この地域・家族にとって、この運動会は春の大事なイベントと私達にも理解出来ました。
 6月10日6.png開始時刻が近づくに連れ、続々と車が到着。担当区域の駐車場はすぐ満車となりました。運動会開催中も、父兄の車両が到着することから、他の余裕のある駐車場へ誘導を行う必要がありました。そのため、私達は午前中いっぱい駐車場から離れにくい状況が続きました。

大船渡小学校での競技は徒競走や親子揃って参加する競技があり常に笑いや歓声が起こっていました。

6月10日7.png代々受け継がれているソーラン節や組体操ではポーズが決まるたびに大きな拍手が湧きました。
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今年中学に上がったばかりの卒業生が組体操を見ながら「あれ、去年やったね。」と先生と談笑したり、「何部に入った」と近況を報告している姿もありほほえましかったです。運動会をきっかけにご近所交流や同窓会などが行われたようで観客席も常に活気がありました。
運動会最後の種目は各学年代表によるリレー。
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ランナーが力強く走るほどに、父兄・児童の応援も力が入ります。
レースは順位が次々と入れ替わるという白熱した内容で、順位が変わるたびに子どもたちの表情が変わるのも一生懸命さの現れでしょう。

運動会の最後に私たちが紹介され、児童の代表から感謝の言葉をいただきました。
駐車場では手際よく整理ができない時もあったはずなのに、誘導し終えるとどなたも「ありがとうございます」や「ご苦労様です」と声をかけていただきました。

私達がサポートしにきたはずなのに、逆に感謝されていることに申し訳なく思うと同時に、参加してよかったと感じました。

私達は主に駐車場という離れた場所で運動会に参加しましたが、応援合戦で子どもたちの大きな声援がよく聞こえました。小学校近所の道路を走行する車も時折速度を落とし、校庭に目を向けていました。

普段おとなしく過ごしている子どもたちが元気よく走り、動き、大声を出せる環境をサポートできたことは、先生・保護者の方、そして、地域の皆さん、支援団体の皆さんのご協力があってこそと思います。その一員となれてよかったと思います。子どもたちの応援の声が、その地域全体のエールとなるよう、これからも私達は継続して支援続けていきたいと思います。

次回は動画レポートを紹介します。ぜひお楽しみに!


● 関連情報

▼学校スマイル応援プロジェクト活動ブログ
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日本:復興担う中学生が職業体験 ~大船渡でキャリアチャレンジディ実施

2012062920.png2012年6月22日(金)、大船渡市の未来を担う子どもたちが職業について学ぶ「キャリアチャレンジディ」(大船渡市教育委員会主催、学校スマイル応援プロジェクト共催)が同市の文化市民会館で開かれました。当日は、県内外から21の企業・団体と大船渡市の全中学2年生382人が参加。生徒たちは、企業・団体の代表者から直接話を聞き、それぞれの職業の役割や、それに必要な能力との関係について考えました。

開会式は、主催者を代表して、今野洋二教育長がご挨拶されました。「このような学習活動で、市内の全校が集まるのは初めて。貴重な体験であり、職業や生き方を考えるきっかけや、将来に向けてどんなことを頑張ればよいかを考える機会にしてほしい」と生徒たちに呼びかけました。

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-藤原和博氏による [よのなか]科スペシャル一斉授業-
東京都初の民間人校長として杉並区立和田中学校で2003年から2008年まで5年間、教育現場に携わられた藤原和博氏がスペシャル授業を実施しました。

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ワークショップでは、企業講師も生徒たちに交じって、課されたテーマに対し、熱い議論を繰り広げ、「これらの時代を切り拓いていくためには、"情報処理力"だけではなく"情報編集力"を身につけることが大切。人が納得できる『納得解』を導き出せるよう柔軟な発想を」と呼びかける藤原氏の話に耳を傾けました。ワークショップの最後には、「たいへんな災害を受け、欠けているものがあるからこそ、そこを埋めようとクリエイティブな考え方が自然に出てくる。新しい時代へ新しい創造の知恵がふき出してくることを期待したい」と生徒たちにエールを送りました。

-企業によるスペシャルトークセッション-
大船渡の地元企業6社を含む21企業・団体がそれぞれのブースで職業の役割やそれに必要な能力との関係について話をしました。

当社のブースでは、家庭用燃料電池を開発している田中あおいさん、元々スピーカーなどの開発を行っていた小川理子さんが、研究開発の経験を元に授業を実施。パナソニックの創業者である松下幸之助に関するクイズなどを交えながら、企業の役割やそれぞれの職種に必要な能力について話をし、学校生活でいろんなことにチャレンジしてほしいと生徒たちへメッセージを贈りました。

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  他のブースの様子2012062930.png        大船渡消防署                  サントリーホールディングス(株)                大日本住友製薬(株)

                     

   ―閉 会 式―
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閉会式は、日頃市中学校の女子生徒が全生徒を代表して挨拶を行いました。生徒たちによる感謝の大拍手はいつまでも鳴り止まず、大変感動的な一日となりました。

最後に、キャリアチャレンジディに参加した小川さん、田中さんを紹介したいと思います。

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講師としての自分が、中学生に伝えるメッセージのうち、一つでも子どもたちの心に残れば、それを5年後、10年後、20年後に思い出してくれる、気づいてくれる時がくるのでは、との思いで、授業を実施しました。

自分が中学生のときに先生がくださったメッセージで今なお私の心に残っているのはどんなことだろう、これまでの会社生活で3つの役割をたどってきましたが、自分の仕事に対する意志とは、どのようなものだっただろう、と自分自身も振り返ることができ、企業人としても有意義な活動だったと思います。

これを機会に、今後も被災地での教育支援に関して、企業や自治体の連携が広がれば、真に創造的な復興を担う次世代育成に結びつくものと信じています。

 

 

201207032.png今回縁あってキャリアチャレンジディ2012の講師として私は研究開発の役割・意志について話をさせていただきました。
メーカーの研究開発という仕事は、水産業・水産加工業が主な産業である大船渡市の中学生にとって身近ではない職業だったかもしれません。
ただ、いつの日か、この日のことを思い出し、「こういう仕事を通じて社会に貢献したい!大船渡市の役に立ちたい!」など、自分の将来や未来の役割について考えるきっかけにしてもらえればと思います。中学生は朝7時半というとても早い時間から会場入りし、一日中多くの授業を受けました。
私の授業も真剣に話をきいてくれていました。そんな姿を見ていると、大船渡市の中学生に恥じることのないようにせねば、と改めて思いました。
創業者の言葉にもある「自分の役割に懸命に打ち込む姿勢が大切」ということを忘れず、日々新しいことにチャレンジしていきたいと思います。 

動画レポート

                  

◆ 関連情報
当社の次世代育成支援活動について


学校スマイル応援プロジェクトの活動について



 

日本:東日本大震災被災地区における2012年度の学校支援活動スタート

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2011年3月に起こった東日本大震災で被害を受けた学校は1,000数校余りあり、社会文化グループでは、地震発生直後の物資支援に加え、学校教育支援を中心に復興支援を行ってきました。2011年度は、岩手、宮城、福島の3県で「きっと わらえる 2021」を実施。本プログラムは、子どもたちが映像制作を通じ、笑顔と元気を取り戻すというもので、2012年度も実施エリアを拡げ、実施いたします。

また、当社は被災地の学校を長期的に支援する「学校スマイル応援プロジェクト」にも参画しています。2011年度は、大船渡市・陸前高田市の小中学校15校の運動会を支援。
運動会用機材の貸出に加え、当社の社員による現地でのサポートや学校への応援メッセージ寄贈などで、1,500名を超える当社の関係者が本活動に参加しました。
2012年度も引き続き、大船渡市・陸前高田市の小中学校18校の運動会を支援するとともに、新たに"キャリア・チャレンジデイ"として、当社からも社員が授業に駆けつけ、
大船渡市内全中学校の中学校2年生(380名)を対象にしたキャリア教育を支援していきます。

 ◆関連サイト

   「運動会サポートキャラバン」活動レポート

  「きっと  わらえる  2021」

 

 


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